【プリントパック】自分のイラストを使って二つ折りカードとポストカードを作ってみたよ!【ネットで印刷】
こんにちは。甘抹らあです。絵と小説を描く人です。
間もなく4月! 新学期が始まってしまう!
というタイミングになってですね、私、新しいものを作ってみました。
それが今回ご紹介する、二つ折りカードとポストカードです。
いずれもプリントパック様で印刷をお願いしました。
なんと、かかった金額は0円です。
お得!!
今回は備忘録も兼ねて、これについて記録してみます。
1.プリントパックとは?
公式サイト↓
https://www.printpac.co.jp/
webでデータを入稿し、ポストカードやチラシ、フライヤー、名刺その他もろもろを印刷することができるサービスです。
今回はクーポン等を用いて無料で利用させていただきましたが、通常は利用料金が掛かります。
私はTwitterの相互さんが紹介していらっしゃったことでこのサービスを知り、さらに無料クーポンもあるとの情報に釣られて、利用することにしました。
ちなみに2023年3月末時点では、新規ユーザー登録で2000ポイント(1ポイント=1円)、人気6商品のお試し印刷クーポン(それぞれ印刷料金・送料ともに無料)をゲットすることができました。
人気6商品の内訳は以下の通りです。
- チラシ印刷 100部 A4サイズ 片面カラー
- 折りパンフ印刷 100部 A4サイズ 両面カラー
- 名刺印刷 100部 片面カラー
- フォトポスター印刷 1部 A3 片面カラー
- ポストカード印刷 100部 両面カラー
- 封筒印刷 20部 長3サイズ 片面カラー
ありがたし。
今回は2000ポイントを利用して二つ折りカードを、クーポンを利用してポストカードを印刷してもらうことにしましたが、せっかくなので他のクーポンも利用したいなと思っています。
利用期限が21日以内とのことなので、ちょっと急がねばなりません。
2.印刷までの手順
2‐1.二つ折りカード編
2‐1‐1.何を作る?
とはいえ、普通に生活している分にはこんなチラシやらカードやらを個人で印刷する機会なんてあまりないかもしれません。
仕事ならばまだしも、個人で100枚のポストカードなんて何するの?? 同人誌即売会のノベルティ?? って感じですよね。
しかしながら今回、私には明確な目的がありました。
それは新学期が近かったことと関係しています。
私は以前ブログで書いたように、不安障害があります。
新学期に伴って色々ありまして、この記事の中で言及した「自分の症状を説明するカード」を作ってみたらどうだろうか? と本格的に考えるようになりました。
そのカードが、今回制作したものなのです。
以下の点に気を付けてコンセプトを考えました。
- 不安障害の症状を分かりやすく説明する
- 不用意に関係ない人に見られてしまわないよう、二つ折りタイプにする
- 色やデザインを可愛くして、親しみやすさを演出する
- 相手にしてほしいこと/してほしくないことを分かりやすく記載する
- 持ち運べるように小さめのサイズにする
(でも最低限の情報は記載できるように、小さすぎないようにもする)
実際のデータはのちほどお見せします。
2‐1‐2.仕様設定
さて。
コンセプトが決まれば、次に、それを実現できる製品が何なのかを考えます。
当初の私のイメージは、二つ折りタイプの名刺みたいなものでした。
しかし名刺だと小さすぎて情報が描き込めないため、パスポートくらいの大きさがあると良いのかな? と考えました。
そうしてプリントパック様で取り扱っている商品を調べてみたところ、
「チラシ・フライヤー」の「厚めの紙」で「二つ折り加工」、「B7サイズ」がベストだという結論に至りました。
その設定であれば、幸いなことに100部あたり送料込み2000円以内で済みます。
(ポイントでまかなえるぞ! やったー!)
※実際の価格(と納期)は時期や商品によって異なるでしょうから、ご自身が利用される際は、その都度よく確認してください。
2‐1‐3.データを作ろう!
こうした印刷をお願いするときに厄介なのが、入稿データを用意することですよね。
仕様がよく分からないからと断念したことが何度あったか……
プリントパック様では、テンプレートダウンロードサービスを利用することができます。
https://www.printpac.co.jp/contents/template/template.html
私は今回ここで、
- 「illustrator用テンプレート」
- 「チラシ・ビラ・フライヤー」
- 「B7(横型:縦91mm,横128mm)」
- 「二つ折り」
- 「windows」
を選択し、テンプレートをダウンロードしました。
あとは、このテンプレートに合わせてデータを制作します。
カラー設定だのなんだのがよく分からないよという方もご安心!
こちらのページにデータの制作方法が記載されています。(illustratorバージョン)
https://www.printpac.co.jp/contents/illustrator/eps/17.html
ただしこちらのページだとillustratorのバージョンが古いので、最新のものを利用している場合には画面表記が異なるケースがあると思います。
(私も異なりました)
とりあえず、重要なのは下記の点です。
※カラー印刷の場合
- YMCKカラーにする
- 解像度は300 or 350dpiにしとけば無難
- 絶対に印刷してほしい内容は一番内側のトリムマークの中に収める
- 書き出す場合の画質はとにかく高画質に
- 余計なオブジェクトは削除する
- 端っこまで塗りたいときは塗り足し領域までキッチリ塗る
- 文字はアウトライン化!
- 文字はアウトライン化!
- 文字はアウトライン化!!
なお、JPGで保存してEPSファイルと一緒にzipに圧縮して入稿しろとか何とかって書いてあると思うのですが、最新のサービスだと「クイックデータチェック」というものを利用して「Ai」または「PDF」データで入稿することが推奨されているらしく、特に理由が無いのであれば、JPGやEPSを用意する必要はありませんでした。
(もちろん、用意してもいいです。)
今回私は、illustratorで作成したデータを「別名で保存」からPDFとして保存しました。
これが、そのデータです。
※ここではブログに貼り付ける都合上JPGで書き出しています。
元データはPixivファンボックスの全体公開記事に載せておくので、
もしも利用したいという方がいらっしゃいましたら、ご自由にどうぞ。
ただし、あくまでも素人が自分の症状に基づいて制作したものであり、医学的な根拠に乏しいことはご了承ください。
pixivファンボックスの記事↓
https://www.fanbox.cc/@amamatsu-lar/posts/5686020
※全体公開の記事なので、Pixivのユーザーさんや支援者様でなくてもダウンロード可能です。
私はIllustratorで作品を作るのが久しぶりだったので、「うわあああベクターデータ分かんねええええ!!!」と頭を抱えながら作る羽目になりました。
女の子のイラストはPhotoshopで描いたものを貼り付けただけです。
2‐1‐4.クイックデータチェックで入稿!
データができたら、いきなり入稿するのではなく、まずは商品を注文しましょう。
商品ラインナップのところから自分が制作したい商品を選び、注文画面に進みます。
そこで納期やオプション、価格、その他もろもろを確定して注文!
ちなみにポイントで支払いを行う際は、支払い方法を選択するときに忘れずにポイントで支払いを選ぶようにしてください。
注文できたら、入稿作業に移ります。
今回はクイックデータチェックを使ってみました。
さて、先ほども少しお話したクイックデータチェックというのは、こちらのことです↓
https://www.printpac.co.jp/contents/pdc/index.html
なんとネット上で簡単に仕上がりをプレビューすることができます!
3Dビューで立体的に見ることも可能なので、向きを間違える心配もありません。
万が一ここでミスに気付いた場合には、入稿前にデータを差し替えることが可能です。
そんなわけで、先ほどのデータをこちらにドラッグ&ドロップ。
データチェックOKとの表示が出たので、そのまま入稿しました。
2‐1‐5.到着まで……
入稿まで終わると、マイページで進捗状況を確認することが可能です。
3月29日に入稿し、十分後くらいにはもう印刷準備中になっていました。
あとは、のんびりと納期を待ちましょう。
~約1週間後~
はい、届きました!
完成品がこちらです。
すごい……!!
「こんな感じになってくれたらいいな~」という理想をそのまま具現化したようなカードができました。
めっちゃありがたいです。
実生活においてこのカードを差し出す勇気があるかと聞かれたら、「(*´ω`)?」って感じですが、いざという時のためにポケットに忍ばせておこうかなと思います。
ブログを読んでくださった方の中で使いたい方が万が一いらっしゃいましたら、先ほども記載したファンボックスの記事にてデータを配布しているので、ご自由にダウンロードしてお使いください。
2‐2.ポストカード編
2‐2‐1.何を作る?
せっかく無料クーポンがもらえたんだから、何か作らないともったいない!
そんな勿体ない精神で制作したのが、もう一つの方の商品。
ポストカードです。
ポストカードなんて、なんぼあってもいいですからね。
2‐2‐2.仕様設定
今回は折り加工などの加工を施さないため、いたってシンプルな仕様です。
件のクーポンにくっついているリンク先に飛ぶと、予め大きさやカラーなどが入力されているため、それに従って注文を確定させます。
※この時、最後の「確認画面」になるまでは価格が0円表記にならないのですが、クーポンの利用期限内であればきちんと最後に0円になってくれるので大丈夫です!!
2‐2‐3.データを作ろう!
プリントパック様のテンプレートは使用せず、大きさだけ揃えて、Photoshopで入稿データを制作しました。
こんな感じ。
一応、文字を描くスペースを広く取ってみました。
また、裏面には他のサイトからいただいたテンプレートを利用して、一般的な郵便はがきと同じ枠組みを印字することにしました。
2‐2‐4.クイックデータチェックで入稿!
二つ折りカードの時と同様、Photoshopから出力したPDFデータを使ってクイックデータチェックを行い、そのまま入稿しました。
特に変わったことは無いので、詳細は端折ります。
2‐2‐5.到着まで……
あとはまた、到着を待つのみ!
~約1週間後~
二つ折りカードと同じ日に、違う箱で届きました。
こんな感じです!
字を書く枠が、ちっちゃい!!!!笑
これは完全に私のミスで、ハガキのサイズ感を無視して罫線を引いていました。
めっちゃ豆粒みたいな字になるで、これ。
こんなミスをするのは私だけかもしれませんが、皆さんがポストカードを作るときにはよく気を付けてください…!!
3.まとめ
以上、プリントパックで印刷をお願いしてみたよ! という記録でした。
いかがだったでしょうか?
作ってみたいものがある方は、ぜひ一度試してみてください。
それではまた、別のどこかでお会いしましょう。
甘抹らあでした!
Twitter→@amamatsu_lar