【メイキング】絵をかくときの手順を文章と画像で記録してみた【ヴィランコンテスト応募作】

大正浪漫風の義賊のイラスト

今回は、一枚の絵を描くときの工程を、文章に起こしてみました。

映像で記録したものはこちら↓

https://www.youtube.com/channel/UCvO5qJrJE-ilN35yVx4K0_A

1.ネタだし

今回は、artstreetというサイトで開催されていたコンテストに参加した時の記録を残してみます。

コンテストのテーマは「ヴィラン」。

ここでは、敵役や悪役という意味です。

どんな絵にするか考えた結果、「義賊」を描くことに決めました。
義賊というのは、アルセーヌ・ルパンや……のように、悪いお金持ちから宝を盗んで庶民に分け与えるような盗賊のことです。

盗賊という意味では悪役なのですが、見ようによっては、「弱きを助け、強きをくじくヒーロー」とも言えます。
格好の敵役でしょう。

イラストを描くために、まずは義賊の外見を固めていきます。

私は和洋折衷な雰囲気や大正浪漫な雰囲気が好きなので、意識的にそのような要素を取り入れました。

(考えているときのメモが、こんな感じ。文字ばっかりです。左脳人間......↓)

次に、構図を決めます。

今回は全く思い浮かばなかったので、Pinterestに保存してある様々な画像を見ながら、インスピレーションを得ようと頑張っていました。

結果、“夜の街を歩く、一仕事終えた後の義賊” というコンセプトが固まりました。

構図に関しても、映画「ザ・マジックアワー」のメイン舞台のようなイメージで固まりました。

※ちなみに映画「ザ・マジックアワー」っていうのは、これのことです。面白いので、興味のある方がいらっしゃればぜひ。

2.大ラフ

ざっくりとモノやヒトの配置を決めていきます。

ものすごくざっくりと……。

3.ラフ

次に、細かいところを描き込んでいきます。

線画を描くときには、線を引くことだけに注力したいので、形をとるのはラフの段階で終わらせるようにします。

ここが一番大変なところかもしれません。

4.線画

手描き風のブラシを使って、なぞっていきます。

主な輪郭は太めに、目立たせたくない部分は細めに描きます。

現在、どのブラシが一番使いやすいのかは試行錯誤中です。

ここから先は、最後まで記録が残っていないので文章だけですみません……。

気になる方は、動画の方をチェックしてみてください!
(まだ義賊メイキングの動画は上げてませんが、そのうち上げます!)

5.下塗り

配色を決めます。

私は、とりあえず色を決めないと塗れない人なので、グレースケールで明度を決めるのではなく、最初から固有色を入れていきます。

6.本格的な塗り

陰影や細かい塗分けなどを、どんどん進めていきます。

個人的には、一番楽しい部分です。

7.加工とか

仕上げます。

全体の色合いやコントラスト、配置などを確認し、違和感がなくなるように調整していきます。

なかなか決まらない時は数日間寝かせるのが理想ですが、余裕がない時には適当なところで切り上げてしまいます。

8.完成

今回は、こんな感じで完成!

大正浪漫風の義賊のイラスト

9.まとめ

以上、今回は普段のイラスト制作のメイキングを文章に起こしてみました。

いかがだったでしょうか?

映像でのメイキングは、2週間に1度、金曜日にyoutubeへアップしていますので、興味のある方がいらっしゃれば、ぜひ見に来てください。

https://www.youtube.com/channel/UCvO5qJrJE-ilN35yVx4K0_A

それではまた。

甘抹らあでした!

Twitter→@amamatsu_lar

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