クラウドソーシングサイトの基本的な使い方【skima,ココナラ,クラウドワークス,ランサーズ】

こんにちは。甘抹らあです。絵を描く人です。
今回は、自分が利用しているクラウドソーシングサイトを紹介してみたいと思います。
簡単な使い方とかですね。
使ってみた結果どうだったか(実績等)については、もう少し経ってからまとめるつもりなので、気になる方はその時に。年末頃にまとめる予定です。
※(追記)使ってみた結果の記事を書きました→クラウドソーシングサイトを使ってみた結果と今後の活用法について【skima/ココナラなど】
【紹介するサイト】
SKIMA、ココナラ、クラウドワークス、ランサーズの4つ
いずれも、有名なクラウドソーシングサイトです。
会員登録をして利用します。
【すべてに共通した特徴】
価格が低め
一般的な企業案件と比べ、低価格で発注する方が多い印象を受けます。
※理由は最後に述べます。
取引の流れ
こうしたクラウドソーシングのサイトでは、仮払いの後に取引が始まります。料金の未払いを避けるためです。
イラストレーターのもとにお金が支払われるのは納品後なので、イラストレーターが「お金だけもらって逃げる」ということもありません。
これが仲介サイトを利用することの最大の利点です。
取引の流れを簡単に書くと、こんな感じです。
見積もり相談
サイト内のDMなどで話し合い、価格や納期を決定。↓
仮払い
ここから正式に取引が始まります。↓
イラスト制作
大抵は、いきなり完成品を提出するのではなく、ラフや線画を確認してもらいながら進めます。
ラフを描いて確認してもらって修正して、
線画を描いて確認してもらって修正して、
下塗りして確認してもらって修正して、
清書して確認してもらって修正して……完成!
みたいな感じです。
※この確認の工程をどのくらい細かく分けるかは、人によって異なります。↓
納品
クライアントさんの合意が得られたら、作品を納品します。↓
納品承諾
クライアントさんが納品を承諾すると、取引が終了して、仲介サイトからイラストレーターの元へ売上金が分配されます。この時、仲介手数料は自動で引かれます。
※この段階では、まだ銀行口座には振り込まれていません。↓
出金申請
ある程度売り上げ金が溜まったら、出金申請を行います。
その後、登録してある銀行口座にお金が振り込まれます。
ちなみに、仮払いの前にラフを描いてしまうといった話も耳にしますが、私はあんまり良くないなあと思っています。
絵を描く方なら分かると思いますが、ラフを作るのってかなり大変ですよね。
もしかしたら、工程の中で一番頭を使う部分かもしれません。
ラフだけ提示して、お取引には至りませんでしたなんてなったら、ものすごい徒労です。
したがって、ラフを含めて、作業を始めるのはお取引の開始後というのが原則だと思います。
プロフィールの設定項目
どのサイトも、プロフィールの設定項目は共通しています。
簡単な自己紹介と、実績、スキル、ポートフォリオといった感じです。
また、銀行口座も最初に登録します。
それから、本人確認があるサイトもあります。
本人確認をしなくても利用できます(たぶん)が、信用してもらうためにやっておいた方が良いと思います。
(指定の本人確認書類を送るだけです。健康保険証とか、免許証とか、パスポートとかで行けた気がします)
ちなみにSKIMAだと、プロフィール編集の画面はこんな感じです。
「プロフィール編集」「クリエイター情報」と2項目に分かれているので、両方とも設定しておきましょう。
そして、ポートフォリオ(ギャラリーという名称になっています)はこんな感じです。
左が「ギャラリー」タブを押した状態で誰にでも見られる一覧で、右が、さらにその中の1つを選択して見ている状態です。(伝わる?)
ギャラリーの編集画面はこんな風になっています。
他のサイトも、UIの違いはあれど、だいたいこんな感じです。
次に、各サイトについて詳しく見ていきましょう。
【SKIMA】
先程から例に出しているSKIMAはイラストに特化したアウトソーシングサイトです。(デザインや小説の取引もあるけど)
最近になって、本人確認機能が廃止されました。なので、始める時のハードルが低いかもしれません。
※2022年1月9日追記※
本人確認についてなんですが、最近(12月20日)になって少し変更がありました。
>今後振込申請を行われる際は、
本人確認、振込先口座確認を申請いただき、
SKIMAでの審査を承認された状態で初めて振込申請が可能となります。
とのことです。
詳しくはこちらのインフォメーション(【重要】振込申請方法の変更につきまして)やその他の情報源をご確認ください。
1つの案件につき、納期は最長50日まで。
ランク制度があり、実績に応じてランクを付与されます。
クライアントさんは、このランクを見てイラストレーターを選ぶ際の参考にします。
お仕事の方法は大きく分けて4種類です。
1.サービスを出品する
「SNSアイコンを描きます」「一枚絵をお描きします」などのように、自分のスキルを商品化して売り出す方法です。
商品を出品したら、あとはクライアントさんが商品を買ってくれるのを待ちます。
商品の画面はこんな感じです。
私はかなり細かく注意事項などを描いていますが、中にはサラッとしか書かない方もいます。
また、書いておくべき内容は人によって違うので、皆さんそれぞれ自分に合った書き方をしてください。
SKIMAの場合、商品内容の説明を最大3000文字、日程関連の説明も同じく最大3000文字で記入することが出来ます。
比較的、字数にゆとりがある印象です。
著作権譲渡などについても設定しておくことが出来ます。
ちなみに、編集画面はこんな感じです。
カテゴリ選択→商品の説明→料金設定→画像登録(サンプル用のイラストのことです)→内容確認、の順に設定します。
特徴的だなと思うのは、商品のカテゴリ設定です。
SKIMAの商品は、イラストの場合、「SNSアイコン/ヘッダーイラスト/ゲーム&TRPGイラスト/表紙&挿絵/漫画/スタンプ/その他」のいずれかにカテゴライズする必要があります。
この中から一番想定に近い用途を選んで出品するのです。
カテゴライズすること自体は特殊なことではないのですが、カテゴライズの内訳が結構特殊だなと思います。
また、サンプル用の画像について。
私はシンプルに絵をバーンって載せてるだけなんですが、人によっては、ここに価格表を載せるなど工夫している方もいらっしゃいます。
キャッチ―な言葉を入れている方や、自身の絵柄を説明している方もいらっしゃいます。
文字を読むのって結構大変なので(この記事も文字が多くてしんどく感じる方もいる気がします)、画像で説明するのは良い手かもしれません。
私も、もうちょっと商品画像を改善したいです。
2.リクエストに提案する(コンペ/プロジェクト)
2つ目のお仕事の方法は、リクエストに提案するというもの。営業みたいなものです。
「リクエスト」のページにいくと、様々な公開依頼を見ることが出来ます。
「SNSアイコンを描いてください」などと、クライアントさんが募集をかけているのが分かります。
実際のページはこんな感じです(募集している方のペンネームなどはぼかしています。)
以下、プロジェクト形式に提案する方法をお話しします。
提案というのは、「自分だったら○○円でお引き受けして、こんな感じの絵を描くことができますよ」みたいな感じのメッセージを送って、立候補するものです。
「提案する」というボタンを押すとこのページに飛ぶので、ここで提案内容を登録しましょう。
ちなみに「提案価格」は、デフォルトで、クライアントさんが設定している予算の真ん中の金額になっています。自分が提案したい価格に変更しましょう。
また、「納品日数」はデフォルトで1日になっているので、ゆとりを持った日数に直します。(1日で納品する自信があるならそのままでもいいですが、クライアントさんとのやり取りを考えると、まず無理だと思います)
クライアントさんは、提案を送ってきたイラストレーターの中から、一番よさげな人を選んで依頼します。
なお、自分の提案はクライアントさん以外からは見えません。
提案の際の定型文は、私の場合、こんな感じです。
○○様
初めまして。甘抹(あままつ)らあと申します。
……なため、こちらの募集に提案いたしました。(※提案理由を述べる)○○なイラストを制作することができます。(※その時のニーズに合わせてアピールする)
ホームページのポートフォリオ(URLを挿入)に直近のイラストを載せておりますので、よろしければご参考になさってください。【価格】
価格は○○円でご検討いただきたいです。(※状況に応じて書き方を変える)【制作の流れ】(※状況に応じて書き換える)
ご依頼の際には以下のような流れを予定しております。
段取りに関して他にご要望がございましたらお伝え下さい。1. 納品や絵のイメージに関するご相談
2. お取引の開始(仮払い)
3. 絵のイメージに関する、より詳細なヒアリング
4. カラーラフをご提示(1点あたり1-3案)→修正
5. 清書をご提示 →修正
6. 納品修正には基本的にご納得いただけるまで対応いたします。
ただ、スケジュールの都合もございますので、あまりにも回数が多い場合には途中で妥協をお願いする可能性もございます。ご理解いただけますと幸いです。【納期】
作業着手から○日ほど頂ければと思います。
4までの工程が約○日、5-6の工程が約○日という計算です。【お願い】
よろしければ納品後、今回の作品を私のポートフォリオやSNSに掲載させていただけると助かります。
その際は二次利用できないようにしますが、不可である場合にはお伝えください。また、著作権は譲渡せず、使用権を販売するという形でご理解いただけますと幸いです。
当初の使用用途以外で使用される場合には、その都度ご相談いただく形となります。【対応】
ご質問・ご要望などございましたらメッセージにてご相談ください。
曜日を問わず対応可能です。特別な事情が無い限り半日以内に返信いたします。この提案を最後まで読んでくださってありがとうございました。
ご検討のほど、何卒よろしくお願い致します。
多分これはかなりカッチリしている方なので、もっとラフな書き方でもいいと思います。
私にとっては硬い文章の方がやりやすいので、こうしています。
SKIMAのリクエストは、いわゆる絵師さんがやっていそうな、イラストチックな(?)依頼が多いです。
MVイラストとか、SNSアイコンとか、一枚絵とか、キャラデザとか。
SNSでバズる感じの絵柄ですね。(そして私が得意な絵柄とは違う絵柄です笑)
他に多いのは、特殊性癖の依頼です。R18のリクエストを頻繁に見かけます。
あとは、二次創作も多い気がします。二次創作の場合、ものによっては版元のガイドラインに抵触するので、気を付けた方が良いと思います。
私がSKIMAのリクエスト機能で好きなのは、提案履歴を管理しやすいことです。
過去に提案したものとその結果を、一覧形式で確認することが出来ます。
こういう感じです。(「マイページ」→「リクエスト・提案」→「提案管理」と移動すると見られます。)
後で話しますが、他サイトだとこれがやりにくいので、あんまり好きじゃないです。
3.キャラ販売をする
これは他のサイトには無いものですが、SKIMAでは、オリキャラを販売することができます。
編集画面はこんな感じ。
自分が出品していないので、商品例は載せられません、申し訳ない。各自調べて見てください。
立ち絵+表情差分数種類をセットにして売っている方が多いイメージです。
キャラクターをまるごと売ってしまうので、著作権譲渡が前提となっています。
4.見積り依頼に応じる
これは、上記3つの方法とは違い、直接メッセージで依頼を受ける方法です。
「方法です」というか、単に相手からの依頼を待つだけです。
商品を買ってもらうのとは違い、「こんな絵を描いてほしいんですけど、いくらで出来ますか?」みたいな感じで、クライアントさんから見積もり相談が届きます。
実際の画像はこんな感じです。(※許可を得て、詳細をぼかした上で掲載しています)
引き受けられそうだったら、この見積もり相談を承認すると取引が始まります。
※見積もり相談が届くのはDM(手紙の形のアイコンのページ)で、取引の開始後は専用のトークルームに移って相談していく流れになります。
トークルームはこのような仕様になっています。
画像に写っていない部分は、LINEのトークルームみたいに、互いのメッセージがチャット形式でずらーっと並んでいる感じです。
ファイルは1度に1つまでしか添付できないので、複数ある場合には、複数回に分けて送るor PDFやzipでまとめて送ることになります。
【ココナラ】
ココナラは、イラストだけでなく様々な業種を網羅しているクラウドソーシングサイトです。
SKIMA同様、実績に応じたランク制度があります。
ココナラでのお仕事の方法は、大きく分けて3種類です。
1.サービスを出品する
SKIMAと同じく、スキルを商品化して売り出します。そしてクライアントさんに購入されるのを待ちます。
編集画面はこんな感じです。
サンプル画像をたくさん(10枚)登録することができます。
一方、SKIMAに比べると字数が厳しいです。サービス内容の説明は1000字以内、購入にあたってのお願いは500字以内で書かなければなりません。
注意事項をつらつら並べていたら、それだけでオーバーしてしまいます。短くまとめる技術が必要です。
(私は上手くまとめられないので、SKIMAよりも出品数が少ないです)
「よくある質問」の欄は、自分で勝手に設定できます。
クライアントさんとやりとりをする中で、「こういう部分を疑問に思う人が多いんだな」と気づくことがあるので、そういったものをあらかじめFAQとして登録しておきます。
「見積もり・カスタマイズの受付」は、商品をいきなり購入してもらうのではなく、事前に相談してほしい時に設定しておきます。
物品配送は、原画やグッズを送る場合の話なのかな? という感じです(イラスト関連の仕事の場合は)。
私の場合、デジタルデータのみのやり取りなので、今のところ必要性は感じていません。
そんな感じです。
2.公開依頼に提案する(プロジェクト)
SKIMAのリクエスト機能と同じなので、基本的な説明は省きます。
イラストレーターを募集している依頼に、こちらから立候補するというものです。
募集が貼り出されている画面は、こんな感じになっています。
ジャンルもSKIMAと同じで、いわゆる絵師さんが引き受けそうなお仕事が多いです。MVイラストや、アニメ風のキャラクターデザインなど。SNS映えしそうな絵柄のものですね。
一方で、二次創作や特殊性癖系の依頼はSKIMAよりも少ない印象を受けます。
また、SKIMAよりはジャンルが幅広いイメージです。
似顔絵アイコンや、シンプル系のイラストの依頼もよく見かけます。
提案画面はこんな感じです。
難点は、不採用だった時に通知が来ないことでしょうか。
先ほどちらっとお話しした通り、提案履歴を管理しづらいです。
自分の提案一覧は確認できるのですが、どの依頼がすでに終了していて、どの依頼で採用してもらえた/もらえなかったのかが、一見しただけでは分かりません。
依頼が終了した時には「依頼の期限が切れたので終了しました」みたいなお知らせが来ますが、それだけです。
言葉じゃうまく説明できないんですけど、使ってみたら分かると思います。とにかく管理しづらい。。。
これが、私にとっては使いにくい点です。
3.見積もり依頼に応じる
SKIMAと全く同じなので、説明は省きます。
クライアントさんからメッセージなどで直接依頼が来るタイプのものです。
【クラウドワークス】
クラウドワークスはココナラ同様、様々なジャンルを網羅しているアウトソーシングサイトです。
ココナラやSKIMAよりもビジネス感が強いと思います。
利点としては、メッセージテンプレートを登録できることが挙げられます。これはとても便利です。
プロフィール編集の画面はこんな感じです。色々登録できます。
お仕事の方法は、2種類です。
1.募集中の仕事に提案する(コンペ/プロジェクト)
SKIMAやココナラと同様、イラスト関連のお仕事が張り出されているので、それに提案してお仕事を貰うというものです。
画面はこんな感じになっています。
クラウドワークスの場合、youtube漫画のお仕事が圧倒的に多いです。
ただyoutube漫画に関しては、1枚1000-3000円で納期1週間みたいな過酷な条件が多いので、私は応募したことがありません。
SKIMAなどとは違い、いわゆる絵師さんがやりそうなお仕事(SNSでバズりそうな絵柄のお仕事)は少なめです。
(※少ないけど、あるにはある)
二次創作は全然見たことがありません。
ロゴ制作とか、サイト用のカットイラストとか、アニメ系ではないアイコン制作とか、そんな感じです。
肌感覚ですが、今回紹介しているサイトの中では、一番相場が低い気がします。
この画面に映っているものを見ると「高いじゃん!」って思うかもしれませんが、これはほぼ漫画なので、ページ当たりの単価に直すとめちゃくちゃ低いです。
2.スカウトが来る
SKIMAやココナラにおける見積もり相談と同じですね。
クライアントさんから、直接メッセージでスカウトが来る場合があります。
こんな感じの画面です。
クラウドワークスの場合、引き受けたくない依頼の時には、右下の「応募・スカウトを辞退する」を押すと、定型文を表示してくれるので簡単に依頼を断れます。
無差別にスカウトしてる人も多いのですが、そのような依頼はたいてい条件が悪いです。
youtube漫画が圧倒的に多くて、なおかつ、「採用するとは限らないけど応募してね♪」みたいな感じだったり。
「ん?」と思った時には、定型文でさっさと断るのが良いかなと思います(小声)(トラブルの元なので)
【ランサーズ】
ランサーズはクラウドワークスと同じく、様々なジャンルを網羅したアウトソーシングサイトです。こちらもビジネス感が強いですね。
なんていうかもう、ほぼクラウドワークスと同じです。UIが違うだけ。
プロフィールの編集画面はこんな感じです。
イラストレーターという職種が特殊なので、スキル等は適当に書いています。
積極的にアピールしつつも、誇大広告にならないよう気を付けるみたいな……。
もうちょっと資格とかあるといいんですけどね。ちょうど勉強中です。
外から見るとこうなります。実績0件の輝かしさ!
お仕事のやり方は3通りです。
1.依頼に提案する(コンペ/プロジェクト)
お仕事の傾向はクラウドワークスとよく似ています。youtube漫画が多いです。
募集の画面はこんな感じ。
提案画面はこうなっています。
2.スキルを出品する
これは、SKIMAやココナラで商品を出品するのと同じような感じだと思います。
ただ今のところ、私はここで出品したことは無いです。
というのも、費用対効果が悪い気がするからです。
今後出品する可能性はあるのですが、優先順位低めでやっています。
参考にならなくてごめんなさい。
カテゴリーが「ロゴ・キャラクター・イラスト」でまとめられてしまっているので、見つけてもらいにくい(単純にクライアントさんが使いにくい)気がするんですよね。
実際のところはどうなんでしょうか。
3.スカウトが来る
クラウドワークスと同じで、クライアントさんから直接スカウトが来るケースもあります。
メッセージのやり取りをする画面は、こんな感じです。
※実はろくに使ったことが無いので、私もよく分かっていません!笑
【相場が低い理由】
最初に述べた通り、どのサイトを利用しても、一般的な企業案件より価格が低めです。
その理由を4つ考えてみました。
1つ目は、駆け出しのイラストレーターが多いこと。
単純に技術不足であったり、依頼に不慣れだったり、知名度がなくて宣伝効果が低かったりするため、価格が低くなるというものです。
2つ目。これがかなり大きな理由なのかなと思いますが、イラストレーターの数が多すぎることです。
需要に対して供給過多になってしまっているんですね。
依頼を受けたいイラストレーターが多く、値下げ競争が起きています。
アイコン1個3000円とか、下手したら背景込みの1枚絵でも1枚3000円以下で引き受ける方がいます。
そうなると、それ以上の価格で出品しても、よほど絵が魅力的でない限りは売れません。
3つ目は、仲介業者が存在していること。
クラウドソーシングサイト自体が仲介会社なのですが、そこと依頼主をさらに仲介する業者がいるようです。
そういった仲介業者の方は、自分の利益を確保したいので、その分安く仕事を発注します。
結果、イラストレーターの取り分が少なくなるというシステムです。
最後はおまけですが、4つ目。クライアントさんが、依頼に慣れていない個人であること。
もちろん企業が依頼するケースもありますが、個人様からの依頼がかなり多い印象を受けます(特にskimaとココナラは)。
そういった個人の方は、そもそも相場を知らないため、低く見積もってしまうのではないでしょうか。
実際、絵は単なるデータですし、描くのにかかるコストを正確に理解してもらうのは難しいです。うむむ……。
そもそも、個人の方の場合にはあまりお金を出せないという問題もあります。絵なんて高い買い物ですよね。確かに。
【まとめ】
以上、4つのサイトについてまとめてみました。
ソシャゲ風・アニメ風・萌え系のデフォルメイラストが描きたい! と言う方にはSKIMAとココナラがオススメです。
逆に、もっとデザイン寄りのお仕事や、シンプル系のイラストが描きたいという方には、ランサーズとクラウドワークスがオススメです。
とはいえ、どこも登録は無料なので、とりあえず使ってみて自分に合うところを探したらいいのかなと思います。
また、最初に言った通り相場が低いので、そのあたりはちょっと厳しいかなという感じです。
あと今回は言及しませんでしたが、Skebも創作界隈では有名ですよね。
簡単に使える上、クリエイターファーストなので、とても素敵なコミッションサイトだなと思います。
ただ、お金を払ってくれるレベルの「自分の絵柄」のファンがいないことには100%依頼が来ないシステムなので、ある程度知名度を上げてからじゃないと意味が無いかなという感じです。
一応登録済みですが、今のところ特に期待はしていません。
ちなみに、イラストのお仕事関連の記事は他にもいくつか書いています。
『ラインスタンプの制作から販売まで、2回やってみた体験談【リジェクトのこととか感想とか】』や
『公募やコンテストの探し方と、応募するときに気をつけていることのまとめ』
『【初心者向け最初の一歩】ストックイラストの始め方と、実際に使ってみた所感【イラストAC/PIXTA】』など、よかったら参考にしてください。
お仕事のご依頼はお問い合わせページまでどうぞ。
では、これからも一緒に頑張っていきましょう!
甘抹らあでした。